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王寺町から

 

王寺町からの案内

 

王寺町

王寺町は、JR大和路線で天王寺から20分、大阪から40分と交通に恵まれた立地にあります。明治23年(1890)に奈良県初の鉄道となる王寺・奈良間が開通して以来、信貴山参りの人々が王寺駅を利用し、鉄道に関わる人々が駅前に住まうようになり、現在は大阪のベッドタウンとして   1日5万人が王寺駅を利用されています。

 

達磨寺

王寺駅南口から歩いて約15分のところにある達磨寺は、聖徳太子と関係の深い寺院です。『日本書紀』によると、推古天皇21年(613)12月、聖徳太子が道のほとりに伏せっていた飢人(きじん)を見つけ、飲み物と食べ物、それに衣服を与えて助けましたが、飢人は亡くなりました。 そのことを大いに悲しんだ聖徳太子は、飢人の墓をつくり、厚く葬りましたが、数日後に墓を確認してみると、埋葬したはずの飢人の遺体が消えてなくなっていました。この飢人が、のちに達磨大師の化身であると考えられるようになり、今も達磨寺本堂の下にある達磨寺3号墳が飢人(=達磨大師)の墓だと考えられて、達磨寺がつくられました。

本堂内には本尊の聖徳太子像・達磨大師像をはじめ、見ごたえのある文化財が数多くあります。土・日曜日は王寺観光ボランティアガイドの会が達磨寺定点ガイドを行っており、ガイドつきで本堂や境内の史跡を見学することができます。また、達磨寺では坐禅体験もすることができます。ご希望の方は達磨寺へお問い合わせください(℡0745-31-2341)。


聖徳太子ゆかりの寺院めぐり

 王寺町の周辺には、聖徳太子が創建したとされる法隆寺、信貴山があります。斑鳩町の法隆寺は世界最古の木造建築物として有名で、平群町の信貴山には朝護孫子寺があり、聖徳太子が物部守屋を討つときに毘沙門天の加護によって勝利できたことから創建されたといわれています。

両寺とも王寺駅から約3キロの位置にあります。聖徳太子と達磨大師の物語から創建された達磨寺と合わせて、王寺駅を基点にした「聖徳太子ゆかりの寺院めぐり」をお楽しみください。

    

聖徳太子の愛犬・雪丸


達磨寺に「雪丸」と名のついた石造物がまつられています。寺伝によれば、雪丸は聖徳太子の愛犬であり、お経が読め、人の言葉が理解できたといい、「達磨大師の墓の北東に自分を葬ってほしい」と遺言したといいます。達磨寺の雪丸像は江戸時代にはすでにまつられていたようで、200年近くも聖徳太子の愛犬としてかわいがられてきました。現在は王寺町の公式マスコットキャラクターとして、また王寺町観光・広報大使として活躍しています。


「雪丸」は、全国のゆるキャラの人気投票「ゆるキャラグランプリ2014」に

参戦し、11位に入賞しました。今後とも王寺町の魅力を全国に発信し、町のPRに務めます。引き続き、応援よろしくお願いします

王寺駅の利用

 王寺駅には、JR大和路線のほかにJR和歌山線、近鉄田原本線、近鉄生駒線が乗り入れており、奈良はもちろん西ノ京・飛鳥方面の観光にも便利です。達磨寺・法隆寺・信貴山の「聖徳太子ゆかりの寺院めぐり」だけでなく、あらゆる奈良観光にご利用ください。

 また、マイカーでも西名阪自動車道香芝インターチェンジから約10分で王寺町に来られます。達磨寺には大型バス3台・普通車30台が駐車できる駐車場も備えております。国道25号を経由して法隆寺まで約10分で行くことができますので、ぜひお越しください。